問題 #17 ・ 情報セキュリティ ・ 難易度 2
社内システムの開発を担当しているK氏は、取引先との間で送受信する注文データについて、次の二つの要件を満たす仕組みを検討している。 要件1: 注文データの内容を第三者に読み取られないようにする。 要件2: 注文データが取引先によって作成されたものであり、送信後に改ざんされていないことを確認できるようにする。 K氏は、公開鍵暗号方式を用いてこれらの要件を実現することにした。K氏の公開鍵をKpub、K氏の秘密鍵をKpri、取引先の公開鍵をTpub、取引先の秘密鍵をTpriとする。 取引先からK氏へ注文データを送信する際に、要件1と要件2の両方を満たすために取引先が行う操作の組合せとして、適切なものはどれか。 ここで、電子署名にはハッシュ値への暗号化を用いるものとし、暗号化と電子署名はそれぞれ独立に適用するものとする。
公開鍵暗号方式では、データの秘匿(要件1)と電子署名(要件2)で使う鍵の組合せが異なる。 【要件1:秘匿性の確保】 データを受信者(K氏)の公開鍵Kpubで暗号化する。こうすると、対応する秘密鍵Kpriを持つK氏だけが復号できるため、第三者には読み取れない。 【要件2:送信者の認証と改ざん検知】 注文データのハッシュ値を送信者(取引先)の秘密鍵Tpriで暗号化したものが電子署名である。受信者は取引先の公開鍵Tpubで署名を復号し、自分で計算したハッシュ値と比較することで、データが取引先によって作成され改ざんされていないことを確認できる。 したがって、取引先が行う操作は「注文データをKpubで暗号化し、ハッシュ値をTpriで暗号化して署名とする」であり、選択肢ウが正解となる。 各誤答のポイント: ・ア:データ本文を自分の秘密鍵で暗号化しても秘匿にならない。 ・イ:K氏の秘密鍵は取引先が持っておらず、操作自体が不可能。 ・エ:取引先自身の公開鍵で暗号化するとK氏が復号できない。 ・オ:暗号化も署名も鍵の選択が誤っている。
登録すると解いた結果が残り、間違えた問題は日をおいて復習に出ます。
この問題は AI が作り、別の AI に解かせて検証し、人が確認したうえで公開しています。 誤りに気づいたら goku.tore9@gmail.com までお知らせください。