問題 #15 ・ 情報セキュリティ ・ 難易度 3
ある企業では、社内の文書管理システムに対してロールベースアクセス制御(RBAC)を導入することになった。文書管理システムには次の三つのロールが定義されている。 ロール「閲覧者」: 文書の閲覧のみが可能 ロール「編集者」: 文書の閲覧と編集が可能 ロール「管理者」: 文書の閲覧、編集、削除、およびロールの割当て変更が可能 システムの運用にあたり、次の要件が定められた。 要件1: 各利用者には、業務に必要な最小限の権限をもつロールだけを割り当てる。 要件2: ロールの割当て変更は、管理者ロールをもつ利用者だけが行える。 要件3: 管理者ロールをもつ利用者であっても、自分自身のロールの割当てを変更することはできない。 要件4: 退職や異動により業務上の必要がなくなった利用者のロールは速やかに削除する。 次の表は、利用者A〜Eの現在の所属部署と割り当てられているロールを示している。 | 利用者 | 所属部署 | 割当てロール | |--------|----------|-------------| | A | 総務部 | 管理者 | | B | 営業部 | 編集者 | | C | 営業部 | 閲覧者 | | D | 開発部 | 編集者 | | E | 総務部 | 管理者 | ここで、次の状況変化が発生した。 (1) 利用者Bが営業部から総務部に異動し、文書の閲覧だけを行う業務に就いた。 (2) 利用者Cが退職した。 (3) 利用者Dが営業部に異動し、文書の編集を行う業務に就いた(ロールの変更は不要)。 状況変化(1)〜(3)への対応として、要件1〜4を全て満たすために必要な操作の組合せはどれか。ここで、操作はそれぞれ一つずつ独立に行うものとし、操作を行う利用者自身の制約(要件3)も考慮すること。
状況変化ごとに必要な操作を整理する。 【状況変化(1): 利用者Bの異動】 利用者Bは営業部から総務部に異動し、文書の閲覧だけを行う業務に就いた。現在のロールは「編集者」であり、編集権限は業務に不要である。要件1(最小権限の原則)により、ロールを「閲覧者」に変更する必要がある。この操作を行えるのは、要件2により管理者ロールをもつ利用者Aまたは利用者Eである。 【状況変化(2): 利用者Cの退職】 利用者Cは退職したため、要件4により速やかにロールを削除する必要がある。この操作も管理者である利用者Aまたは利用者Eが行う。 【状況変化(3): 利用者Dの異動】 利用者Dは開発部から営業部に異動したが、業務内容は文書の編集であり、現在のロール「編集者」と一致する。問題文にもロール変更は不要と明記されているため、操作は不要である。 したがって、必要な操作は「利用者Bのロールを閲覧者に変更」と「利用者Cのロールを削除」の二つであり、いずれも管理者である利用者Aが実行できる。選択肢アが正解である。 【各誤答の誤り】 ・イ: 不要な利用者Dへの再割当てが含まれている。 ・ウ: 編集者である利用者B自身がロールを変更しており、要件2に違反する。 ・エ: 利用者Eが自分自身のロールを削除しており、要件3に違反する。 ・オ: 利用者Bのロール変更が漏れており、要件1に違反する。 ・カ: 利用者Bのロール変更をせず要件1に違反し、利用者Cを削除せず要件4にも違反する。
登録すると解いた結果が残り、間違えた問題は日をおいて復習に出ます。
この問題は AI が作り、別の AI に解かせて検証し、人が確認したうえで公開しています。 誤りに気づいたら goku.tore9@gmail.com までお知らせください。