プログラム未経験の高3が、科目Bを550点から615点にした話
飛岡拓希公開
高校3年生のときに基本情報技術者試験を受けました。1回目は落ちています。 プログラミングの経験はありませんでした。擬似言語の←を見て「矢印?」と思うところからのスタートです。
結果
| 科目A | 科目B | 結果 | |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 585 | 550 | 不合格 |
| 2回目 | 600 | 615 | 合格 |
合格ラインは両科目とも600点です。 2回目の科目Aはちょうど600点でした。 1点足りなければ、また落ちていました。 合格発表を見たときは、喜ぶより先に「あぶな」と声が出ました。
ちなみに高校2年生のときに IT パスポートを655点で取っています。 基礎知識がゼロだったわけではありませんが、プログラムを書いた経験はありませんでした。IT パスポートにプログラムを読ませる問題はほぼ出ないので、 正直この貯金は科目Bにはあまり効きませんでした。
1回目に落ちた理由
どちらも600点に届いていないので、片方だけが原因ではありません。 ただ科目Bの550点は、科目Aの585点より遠かったと感じています。
科目Aは「知らない用語が出た」という手応えでしたが、科目Bは「読んだのに追えなかった」でした。 何が足りないのかが自分で分からない状態です。
科目Aは暗記で通った。科目Bは通らなかった
2回目に向けて、科目Aは根性で暗記しました。 戦略と呼べるものは何もありません。覚えるまで見る、それだけです。 用語と知識の試験なので、それでも点は動きます。実際 585 → 600点になりました。 上がり幅は15点。半年かけて15点なので胸を張れる数字ではありませんが、600点に乗ればいいので、やり方としては間違っていません。
科目Bには、同じ手が効きませんでした。擬似言語で書かれたプログラムを読んで、変数の値を追って、 処理の結果を答える問題です。覚えることが無いわけではないのですが、 覚えただけでは解けません。
結局、解く量を増やすしかありませんでした。 初見のコードを追う作業は、回数をこなさないと速くならない。 そこで、オリジナルの予想問題が多く載っている問題集を使いました。 550 → 615点になったのは、ほぼこれだけが理由です。
使ったのは『かんたん合格 基本情報技術者予想問題集 令和5年度』です。 当時の年度版なので、これから受ける方は最新の年度のものを見てください。
問題が足りないと感じていた
当時いちばん困ったのが、これでした。
科目Bで公開されている問題は、数えると50問しかありません。本番が20問なので2.5回分です。何周かすると、答えを覚えているのか読めているのかが、自分で分からなくなります。
正解できても、選択肢を見た瞬間に「これだったな」と思い出しているだけかもしれない。解けている自分と覚えている自分の見分けがつかなくなります。 この状態で本番に行くと、初見の問題で手が止まります。1回目がそうでした。
だからオリジナル問題の載った参考書を探したわけですが、それでも足りないとは感じていました。
6か月かかりました
正直に書くと、毎日きちんと勉強していたわけではありません。 怠惰にやっていて6か月です。「今日は参考書を開いた」で1日を終えた記憶がかなりあります。 集中してやれる人なら、もっと短くできると思います。
ただ、科目Bだけは期間より回数だったと感じています。 1日に何時間やったかより、初見の問題を何問追ったか。 まとめて詰め込んだ日より、少しずつ続けた期間の方が効いていました。
これから受ける人へ、ひとつだけ
同じ問題を3周したときの「解けた」は、あてになりません。
科目Bで測られているのは、初見のコードを追えるかどうかです。 覚えた問題を解き直しても、そこは測れません。 自分が本当に読めているのかを確かめたいなら、見たことのない問題を1問解くのが一番早いと思います。
1回目と2回目で変えたのは、結局そこだけでした。 半年かけて学んだのがこれ1行というのは我ながらどうかと思いますが、 この1行を先に知っていたら、1回目で受かっていたかもしれません。
初見の問題で試す
このサイトでは、科目Bの練習問題を分野ごとに登録なしで公開しています。 解いたあとに解説が開きます。
練習問題を見る点数・受験回数・勉強期間は、いずれも実際のものです。 試験制度や配点は改訂されることがあるため、受験の際は IPA の公表内容をご確認ください。
この記事について
書いているのは飛岡拓希です。基本情報技術者試験の科目B だけを扱う学習サービス「極とれ」を 1人で作って運営しています。
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